チバザポークとは
What is Chiba the Pourk?

千葉県を代表する銘柄豚肉「チバザポーク」と千葉県の養豚についてご説明しています。

 

■チバザポークについて

全国屈指の養豚県、
千葉県が誇る多彩な旨さ

年間約100 万頭を生産・出荷し、全国屈指の豚肉生産量を誇る千葉県。
その千葉県を代表する銘柄豚肉を、「チバザポーク」と称してPR 活動を展開しています。 それぞれの生産者が飼育方法に工夫を凝らして、安心・安全でおいしい豚肉の生産に取り組んでいます。
チバザポークは、きめが細かく柔らかな肉質が身上。
銘柄の個性が際立つ、多彩な旨さが集います。

チバザポークが美味しい理由
養豚に適した温暖な気候

自分でうまく体温を調節できない豚の飼育では、快適な室温に保つ温度管理が重要なポイントの一つになります。そんな養豚に、千葉県の温暖な気候は最適です。四方を海と川に囲まれ、房総半島の東方岸沿いに黒潮が流れていることから、夏は涼しく冬は暖か。一年を通じて寒暖の差が少ない環境が、チバザポークの美味しさを支えています。

やわらかな肉質とこだわりの旨味

豚肉の味は血統や飼料・水、飼育方法などで決まります。チバザポークの銘柄豚は、3 品種の交配からなる三元豚や、幻の豚といわれる中ヨークシャーの純粋種など、選りすぐりの血統が並びます。飼育方法も生産者がそれぞれに工夫を凝らし、豚にストレスを与えないよう兄弟豚同士で育てる、専用の配合飼料を与えるなど、たっぷりの愛情を注いでいます。こうしてお届けするチバザポークは、きめが細かくやわらかな肉質が身上。銘柄の個性が際立つ、多彩な旨さが集います。

 

 

■千葉県の養豚について

千葉県の養豚の歴史

千葉県の養豚は、「天保年間(1830年代)に上総国山邊郡上武射田、下武射田、豊成の三村に於いてこれを飼養せる者あり」という記録により、その始まりとされていますが、産業としての養豚の成立は明治期に入ってからと考えられています。
明治期には、エネルギー源としての飼料(エサ)資源は主に甘藷、そして蛋白質源としては醤油粕と鰯粕が掲げられ、これらは千葉県の特産であり、その産地と豚の飼育地が重なって発展してきました。また、本県は米の生産地であることから、米糖がエサとして利用されていたことも大いに想像されるところです。
大正期には、岩崎久彌(三菱財閥)が印旛郡富里村七栄に末廣農場を開設し、種豚200頭を常備し年間1,000頭の種子豚を分譲するなど、その後に設置された農林省畜産試験場、県立佐倉種畜場とともに、優良種豚の供給地として千葉県養豚の基礎を築いてまいりました。


写真所蔵:橘家(富里市より借用)

千葉県の豚肉の生産状況

千葉県は、豚算出額が鹿児島県及び宮崎県、北海道に次ぐ、全国第4位の養豚県です。旭市、匝瑳市、香取市、東庄町及び横芝光町などの北総地域並びに市原市が県内の主な産地となっています。
県全体で250戸の養豚農家が614,700頭の豚を飼育。年間100万頭以上の豚を出荷し、豚算出額は442億円となっています。
千葉県の養豚農家は平均2,458頭飼育しています。母豚は交配後、114日で分娩し、平均11頭の子豚を産みます。30日くらいで離乳させ、次の交配に備えることで年間2.3回分娩させることができ、1頭の母豚から23頭くらいの肉豚を生産することができます。1.2~1.4キログラムで生まれた子豚は6ヶ月間肥育され、体重約110キログラムで出荷されています。